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『愛と感謝について』

4月14日に『愛について』というコラムを書きましたが、それなりの反響をいただきました。そして同時に、私が「これから塾」として投稿しているコラムについて、難しい、長すぎるといったコメントをよくいただきます。確かに・・ と思うので、もう少し短く、分かりやすくしようと思いますが、今回のテーマも『愛について』の時と同じように、超ひも理論的な展開になるので、どうしても取っ付き難い人が多いかも知れません。でもメッセージが降りたこともあり、愛や感謝について超ひも理論で論じるなんて言う人間は、世界広しといえども自分くらいだと思うので、敢えて書くことにいたします。

超ひも理論にいう「超ひも」とは宇宙の最小構成単位のエネルギー体ですが、10のマイナス35乗メートルくらいの長さのひものようにとらえられる10次元のエネルギー体が、丸まっていたり、丸まっていなかったりして、振動したり、スピンしたりしている訳です。宇宙はすべてこの「超ひも」の振動やスピンというエネルギー活動の集まりです。これ以外のものは宇宙にはありません。例えば宇宙空間というときの空間も、「超ひも」が活動している領域を、私たちが空間として捉えているだけで、空間という存在がある訳ではありません。

そしてその「超ひも」のエネルギー活動の内、他のすべての「超ひも」と繋がるエネルギー活動を「愛」と捉えました。

さて、その「超ひも」の活動ですが、「超ひも」が存在しているのは、今この瞬間だけです。だから宇宙のすべての存在が存在しているは、今この瞬間だけになります。瞬間瞬間が新たに生滅を繰り返しているので、本来なら今この瞬間は次の瞬間にはすべてリフレッシュされた状態になるはずです。でも、私たちがいるこの世界(4次元時空体)を顧みても、私たちの時間軸に沿って過去が現在に受け継がれるのは、波動には干渉という性質があり、振動を続けながら干渉によって形成されるパターンが、次の瞬間、次の瞬間へと継続されていくからです。この継続されるパターンの組み合わせが、情報になり、記録(レコード)になり、記憶になります。それだけでなく、私たちが捉えられる形あるものも形のないものも、継続して捉えられるものは全て、根底のところでみな「超ひも」の波動の干渉パターンが形成されて受け継がれていることになります。

全ての「超ひも」の繋がりのエネルギーを「愛」と言いました。そして、この干渉パターンに向けられた愛のエネルギーが「感謝」なんですね。形成された波動の干渉パターンに、今この瞬間に愛を感じる、それが「感謝」で、それがちゃんとできると古い干渉パターンが解けて、新しい必要な形が形成されていくのだと思います。

「愛」と「感謝」というと、ホ・オポノポノを思い出します。この世のことは全て自己責任、自分の潜在領域、そこにいるインナーチャイルドに「愛」と「感謝」を向けて行く。それで干渉パターンが解ける。クリーニングされる。シンプルにして大変深い成長へのアプローチでしょうか。

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『QEとは』

ちょっと施術・ヒーリングの話ですが、5月末から動画配信によるフランク・キンズロー博士の「QE基礎/上級セミナー」を受講しています。この後最後に、キンズロー博士ご本人が登場するZOOMによるQ&Aセッションがあります。

もう10年近く前、キンズロー博士来日のセミナーにエントリーしたことがあったのですが、来日そのものがキャンセルになってしまいました。自分のヒーリングサロンは『QEハーモニー』という屋号ですが、QEは、分かりやすくクォンタム・エネルギー(Quantum Energy) としています。キンズロー博士のQEはQuantum Entrainment(量子同調)で、難しくなるのでエネルギーくらいの言葉にした方がいいと考えた次第です。

言葉は別にしてやっていることは、量子・素粒子・超ひもレベルの波動の性質を使って、同調とか共役をさせてヒーリングするものです。「そんなことできるの?」とか「どうすればできるの?」といった質問に答えるとしたら、物理学で証明されている最ミクロの世界の法則なので、それを信じ切って利用するということですね。

キンズロー博士と同じようなクォンタムレベルの施術体系を展開しているのが、リチャード・バートレット博士の「マトリックス・エナジェティクス」です。こちらは、過去・現在・未来の時空も越え、パラレルワールドも利用した施術になります。how toは、QEによく似ていると思います。

パラレルワールドなんて言うとSFとしか思わない人がまだ大半でしょうが、最先端の物理学の世界では、マルチバース宇宙論、多元宇宙論、M理論、ブレーン宇宙論など、パラレルワールドと呼んでいいものの存在を前提としている色々な宇宙論が展開されています。理論宇宙物理学者であるハーバード大学教授のリサ・ランドール博士は、こうした最先端の領域を一般人向けにいくつかの著作にされているので、興味のある方はたまにはこういった本も読んでみることをお勧めします。

さて、そんなQEですが、施術家、ヒーラーとしては、先日もちょっと述べた「刹那滅」の滅の状態を意識することが、ポイントのように思います。キンズロー博士のいうPure Awareness(純粋な気づき)の領域と共通点があるように思えます。そして何よりも、信じ切ることでしょうか。

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『「ある」ということについて』

少し時間が経ってしまったのですが、5月21日の朝の瞑想中に次のようなメッセージが湧いてきました。

すべては「ある」だ。全部「ある」だ。

ブッダも聖者もそれを悟った。

不調な部位も、犬の鳴き声も、

家族に対するポジティブな思いも、ネガティブな思いも、

過去生も、その記憶も、

みんな「ある」だ。

だからその「ある」を全部受け入れる。

「ある」を全部受け入れていること、

それが当たり前だ。

それ以外に何もない。

宇宙の中には「ある」ものしかない。「ない」ものはなにもない! 宇宙は「ある」の集まり。

物理学的に言えば、それが全部「超ひも」の活動になる。「超ひも」の活動の集まりになる。

「ある」だけがある。こんな当たり前のことを実はみんなよく分かっていない。

自分の中によくない面、よくない自分は色々ある。でも、それは確かに「ある」のだからそれを認めればいい。

それを認めないで否定しようとするからおかしくなる。みんな「ある」、ただただ「ある」、それだけていい。そういうことだ。

以上ですが、ちょっと自分なりに補足してみると、私たちが認識できるものは変化しているものです。私たちは変化を認識しているのです。宇宙の最小構成単位の「超ひも」は絶えず振動し、スピンし、変化しています。宇宙は変化の集まりであり、そこに「ある」一斉のものが私たちの認識対象です。

「刹那滅」という捉え方をすると、この「超ひも」の活動が毎瞬毎瞬生滅を繰り返していることになります。毎瞬毎瞬「ある」状態と「ない」状態が入れ替わり、それが繰り返されているということです。

この「滅」の状態を「ゼロ・ポイント」と呼んだりします。それは変化していない、すなわち認識できない状態です。瞑想して、この認識できない状態に意識を向けて認識しようとすると、勿論認識できないのですが、満たされた、調和した感覚が生まれるんです。

不思議です。それが本当の「ある」体験なのかもしれません。一度試してみてください。

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《ZOOMによる遠隔ヒーリング施術について》

東京では再度緊急事態宣言が延長されるなど、色々な意味でコロナ禍が収まりませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ヒーリング・サロン『QEハーモニー』でも、麹町施術スペースでの営業を自粛しております。

このホームページのお知らせには「これから塾」の投稿として、時々コラムを書いていますが、本来お知らせに載せるべき、自分のヒーリング施術の宣伝を余りしてきませんでした。これから、もう少し色々な形でお知らせして行こうと思います。

3月末から月・金・土曜日にZOOMでクライアントさんと繋がって行う遠隔施術『クォンタム・ヒーリング』を始めました。(このホームページの「施術メニュー」のページもご参照ください。)

量子、素粒子、超ひも理論の「超ひも」などの波動エネルギーを用いたヒーリングですが、「マトリックス・エナジェティクス」「クォンタム・エントレインメント」などの呼び方をされる施術法を自分流にアレンジしたものと言っていいと思います。クライアントさんの不調なところと「逆向き」の不調を抱えているパラレルワールドの存在と繋がって、「逆向き」ペアの不調なクォンタムレベルのエネルギー同士を「共役」させて、クライアントさんとパラレルの存在と、両方にエネルギーの調和した状態をもたらすものです。

フォーカスポイントを、肉体に近いところに置いたり、もっと深いスピリチャルなレベルにしたり、色々な対応が可能です。

施術後は、具体的な症状が取れる、体が軽くなる、元気になる、視界が明るくなる、明るい気持ちになる、スッキリする、悩みが軽く感じられるようになる、落ち着いた気持ちになる、エネルギーが充実する、人間関係が好転する・・ といった効果が感じられます。

ヒーリング施術終了後、ヒーリングレポートをメールでお送りいたします。またご希望の方には、カードの1枚引きメッセージをお付けいたします。

コロナ禍にぴったりのZOOMによる遠隔ヒーリング、是非お試しください。

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『時間感覚と活動について』

最近時間の進み方が早くなっているとよく耳にします。自分もそう感じますが、ひとつは歳を取るにつれて早く感じられるようになるということでしょうか。それとは別に、やっぱり最近時間の進み方が早くなっていると感じているひとは多いでしょう。時間の進み方が早くなると、同じ時間内にできることは減るのでしょうか? 必ずしもそうとは思えないですね。

改めて一定の時間内にどれくらいのことができるか考えてみました。例えば1分あれば本が1ページ読めるとか。人によりますが、その3分の1くらいのスピードの人もいれば、その3倍くらいの人もいるでしょう。速読ができる人は、その100倍はいくでしょうか。一般の人が大脳新皮質で文字を読んで理解していくのに対して、速読の人は視覚情報を大脳辺縁系も使って読み取る能力を身につけているように思います。添付の表に示したように、大雑把に言えば、大脳新皮質が顕在意識の活動に、大脳辺縁系が潜在意識の活動に結び付いているのだと思います。そして、深層意識/集合無意識については部位を特定すべきではないかも知れませんが、敢えて言えば脳幹などにその活動が結びついているのでしょう。

そして、活動というか意識の情報の処理能力ですが、これも大雑把に言えば、潜在意識の領域は顕在意識の100万倍、深層意識の領域は顕在意識の10億倍のスピードで、情報を処理する能力を持っているのではないかと思います。潜在意識は、通常私たちが意識的に行っている思考活動の100万倍の活動が、同じ1秒の間にできてしまうということです。それが深層意識になると10億倍になる。

部位   大脳新皮質大脳辺縁系脳幹、小脳、脊髄  (身体、DNA)
機能知性、理性感性、感情行動、生体活動
意識顕在意識潜在意識深層意識 集合無意識
記憶通常記憶潜在記憶深層記憶 生命の記憶 宇宙の記憶
コミュニケーションとその媒体言語クォンタム  クォンタム
コミュニケーションの対象人間生物生物、無生物 全ての存在
腦と意識・記憶・コミュニケーションの分類

例えばタロットなどのカードを引くとき、複数の人に短時間にぱっぱかカードを出していっているのに、それぞれの人のその時の状況にふさわしいカードが見事にでてくるものだと、感じたことはないでしょうか。顕在的な時間軸で考えたらありえないことですよね。でも、潜在領域、深層領域の時間軸で見れば、ふさわしいカードは簡単に引き出せるのです。私たちの指先の動き、手の動き、腕の動きなどを神経系、筋肉を使ってコントロールし、ふさわしいカードをピックアップさせる時間的余裕が楽勝であるということです。その過程で100回間違おうが、1000回間違おうが、修正してふさわしいものを引き当てる余裕がいくらでもあるということです。要はそれを信じるか信じないかです。

最近何故時間の進み方が早く感じられるようになっているのか? 私たちに何か潜在的な気づきを即されているように思うのですが、それを信じていきましょう。

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『生態系雑感』(その2:体内生態系について)

さて「これから塾」、今回はサブタイトル「体内生態系について」として、私たちが体の中で普段一緒に生活しているお友達である虫(寄生虫)や細菌のお話です。

お腹の中にカイチュウとかギョウチュウとかサナダムシを飼っている人は、アトピーとか花粉症といった免疫疾患、アレルギー疾患にならないことが知られています。カイチュウ、ギョウチュウ、サナダムシなどは寄生虫と呼ばれていますが、普通にしていればそんなに悪いことをする訳ではなく、逆に人間の健康維持に役立っている面があります。アトピーとか花粉症とかは、私たちが大きな生態系の営みや人間という生命の全体性を正しく理解することなく、偏った清潔感とか衛生感による医療活動を進めてきた結果、広まってしまった現代病のように思えます。

こうした原生動物門・有櫛動物門・扁形動物門・線形動物門・鉤頭動物門・紐形動物門・環形動物門・節足動物門・舌形動物門などに属する寄生虫は、必ずしも寄生しているだけでなく、私たちと共生している面も多々あるということです。私たち生物は、他の生物たちと共生関係の上に進化してきている面がたくさんある訳であり、健康に生きていればその共生関係は当たり前に成立している訳です。人類の歴史を見ると300年くらい前から科学・技術が急速に進歩・発展する中で、寄生生物の寄生の部分が発見されて、100%害をなすものとして寄生虫のレッテルを貼られ、駆除されてきた面があります。

更に共生という視点で見直さないといけないのが、常在菌といわれる細菌たちです。私たちは体の表面も含む体内に、添付した図に示されているくらいの数の常在菌を宿しています。その数100兆匹~1,000兆匹です。圧倒的な数の細菌が存在しているのは腸ですが、腸は脳に次いで神経細胞が分布している器官で第2の脳と言われ、脳と腸の間には脳腸相関があると言われます。発生学的に進化の系統を遡れば、ミミズのように脳を持たない環形動物や腔腸動物などでは、腸に様々な生体全体への司令塔の機能が集まっているようです。そして、昆虫類などの腹側神経系動物では、腸の端っこが分化する形で生殖活動の指令を担うようになり、それが脳に発達したようです。そしてミミズであっても腸では腸内細菌と共生しており、そうした進化の延長線上に我々もいるということです。

腸内細菌の役割は多岐に渡り、食べ物の消化促進だけでなく、免疫力、脳内ホルモンの前駆体の生産、メンタル面の安定などに係っています。腸内細菌は腸にある神経細胞だけでなく、脳幹など脳の深いところとダイレクトにコミュニケーションを取っているとしか思えないのです。そしてそのコミュニケーションに要する時間は、通常私たちが大脳新皮質で行っている、考えたり、感じたりする活動の100万倍は優に超えるスピードと思われます。

最近は、腸内細菌だけでなく、子宮内の細菌が受精卵の着床に寄与しているという研究報告がたくさん発表されています。赤ちゃんはいたるところをベロベロ舐めまわす行動を取りますが、それは色々な細菌を体内に取り込んで、その中から自分に合った菌を選択し、健康な腸内フローラや子宮内フローラを形成する本能的行動と思われます。バッチイ・バッチイなどといって除菌グッズで除菌してしまっては、人は健全な体内細菌群を持てないまま育ってしまう可能性が高いのです。妊娠できない女性が増えている理由も、この辺にあるような気がします。

未知の部分に謙虚になることなく、既知の情報をすべてと思い込んで一方的な行動を起こすことは、厳に慎みたいものです。直近の例ではコロナワクチンですが、メッセンジャーRNAを操作した薬物の副反応は、孫子の代の遺伝子異常となって現れてくる可能性を否定できないと思います。そんなワクチンよりも腸内細菌に頑張ってもらって、免疫力を上げましょうよ。

先日MGSアカデミーにて、吉田有先生の「メンタリング&仏教」の講義を受けましたが、先生は毎朝トイレで感謝するとおっしゃっていました。特に「大」が出たときは合掌されるとか! 実は自分もウンチが出たときは、ありがとうと感謝してから流すようにしています。ウンチの70~80%は水分ですが、残りの固形物の半分以上が活躍してくれた腸内細菌の死骸なんです。

科学的知見というものは、ひとつ未知の分野が解明されると必ずその周辺に新たな未知のものが複数発見され、未知の分野が拡大されていくものです。そのことに私たちは謙虚でなくてはなりません。私たちは宇宙についてほとんど何も知らないと言っていいほどの知識レベルでしかありません。そのことを謙虚に受け止め、宇宙には無限といっていい可能性があることを素直に受け入れるべきです。「傷口を化膿させていたのは細菌だった。細菌は害をなすものだ。だから駆除してしまえ。皆殺しにしてしまえ。」 極端な言い方ですが、こうした短絡的な発想で、私たちは科学的発展のプロセスにおいて、間違いをたくさん犯してきていないでしょうか? 細菌は私たちの友達であり、人と細菌は共生関係にあり、一緒に人生を歩んでいるパートナーです。みなさんもウンチに感謝しましょう!

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GWと緊急事態宣言下の営業について

日頃の愛顧に感謝申し上げます。

ヒーリング・サロン「QEハーモニー」は、5月1日~4日は休業させていただきます。

また緊急事態宣言発出を受け、4月27日(火)、5月11日(火)は、Zoomによるクォンタム・ヒーリングのみ、予約を受付させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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『生態系雑感』(その1)

我が家は駅近のマンションの4階なのですが、ベランダに出ると100メートルほど先に駅のホームの端が見え、少し前からその駅の付近にトンビがつがいで巣を作っているらしく、よく優雅に1羽か2羽で舞っています。そんな姿を間近に見るのが好きで、よくベランダからボケーっと眺めています。自然にライトランゲージが出てきたりします。

駅なので鳩はたくさんいるし、駅前通りの桜並木には季節になると大量のムクドリが群がり、トンビ達は食料には事欠かないのでしょう。自分にとっては一方的に友達になりたいトンビ君達なのですが、ペットに被害が出ているようです。長いリールで愛犬の散歩をしていたおばあさんが、そのワンちゃんを連れ去られてしまったとか、家から数分のところの河原では、猫も連れ去られたとか。こんな被害を受けて、鷹匠を呼んで鷹でトンビを追い出すことになったそうです。上手くいくのでしょうか。

思うのですが、例えば人間の赤ちゃんがやられたら大被害ですが、飼い犬や飼い猫がやられたらやっぱり被害ですよね。鳩やムクドリのヒナがやられたのは、人間にとっては被害にはならないでしょうか? 人によっては可哀そうという気持ちになるでしょうが、鳩は糞害、ムクドリは騒音被害をもたらす存在でもあります。

往々にして人は自分の都合でものごとを判断してしまうものですが、そう思うかどうか、気づくかどうかは別として、人間のエゴが前面に出る形で生態系に接していると、人類にとっては喜ばしくないことがいろいろ起きて来るのではないかと思います。ウイルスの反応もいい例ですね。

いいも悪いも素直に受け入れる。それが調和へのキーのように思います。自分が犠牲者に思える場合も、どこまでそれを素直に受け入れられるか。生態系の中で行われる弱肉強食の食物連鎖では、やられる側も喜んでいるように思えることがあります。趣味のひとつが無農薬の野菜作りなのですが、野菜についた害虫は遠慮なく殺しています。彼らは喜んでいる! そんな訳ないか。

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『愛について』

若いころ、「愛」ってよく分からなかったんです。

精神世界の探索を色々な活動でするようになって、「愛とは?」と聞かれたときの回答を用意するようにしたのですが、それは「すべてを受け入れること」というものでした。これは愛についてのひとつの答えとしては、当たっている言葉だと思います。

毎朝神棚の前に立って、お祈りに始まって立ったまま瞑想に入って行くのが日課なのですが、瞑想時によくインスピレーションが湧いてくることがあって、気になったときは瞑想を中断してメモを取るようにしてきました。最近はチャネリングに近い感じでメッセージをもらいに行くこともあり、3月頃から「愛」についてのメッセージが何回か降りてきました。

以下はその時取ったメモそのままです。

2021.3.10

シリウスに自分のサイキック能力と2極性について聞いてみたら降りて来たメッセージ

「もう、クレアオーディエンスは与えているじゃない。両極を繋ぐのも愛。自己愛。」

2021.3.14

ハイヤーセルフから

「超ひもの愛だよ。」

2021.3.18

ガイドから

「全体も部分も全部愛で繋がっている。全部愛。すべての部分が愛で繋がっている。」

2021.3.22

ガイドから

「瞬間の中に永遠がある。最ミクロが最マクロに繋がる。全部愛。」

2021.3.27

ハイヤーセルフから?

「大きく広がって繋がるのは愛でしょ。

みんな繋がるのは愛でしょ。

ヒーリングでクライアントと繋がるのも、みんな愛でしょ。」

2021.4.1

ハイヤーセルフに、ブロックを解除するのは? と確認すると、

「自分を愛しなさい。愛ってなんだか教えたでしょ。繋がり!

自分の中で繋がってないところがある。それがブロックでしょ!

フィジカルも、メンタルも、スピリチュアルも・・」

こんなメッセージをベースにして、「愛」について考えてみました。

「超ひも理論」で捉えれば、全宇宙(マルチバース)は最小構成単位である10次元の「超ひも」の活動の集合体な訳です。無限といっていい数の最ミクロの「超ひも」が集まって、その総体が最マクロのマルチバースである訳です。そして、ひとつひとつの「超ひも」というエネルギーの、振動したりスピンしたりする活動には、すべての「超ひも」に繋がって連携している活動があり、このひとつひとつの「超ひも」が連携して総体をなしている最マクロの宇宙(マルチバース)の総体としての活動を、ワンネスと捉えることができます。

そしてこの「超ひも」というエネルギーの活動の内、繋がる部分のエネルギー活動を「愛」というのだと思うんです。だから、「宇宙の根源の愛のエネルギー」という呼び方をしたりします。

宇宙が、何もない無の状態からビッグバンで発生したと仮定すれば、発生した宇宙エネルギーの総和は、いつもゼロになるように爆発して発生しているはずです。だから、陽があれば陰があり、プラスがあればそれに見合うマイナスが必ずあります。そしてこの陰と陽、プラスとマイナスの間に働く繋がりも全部「愛」なんですね。だから、繋がる作用は全部「愛」、敵対する国同士も、嫁と姑も、犬と猿もみんな「愛」で繋がっています。それだけでなく、自分の中にも色々な面があり、欠点があり、長所があり、それもみんな「愛」で繋がっている、私たちは愛すべき存在なんです。

こんな風に「愛」をすべてに繋がるエネルギーと捉えられると、世界観が変わらないでしょうか。そんな風に思える人が増えると、対立という関係が変化して、世界がもっと調和に向かうことでしょう。

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『クォンタム・エネルギーが喜ぶように生きる』

さて、「これからの時代の生き方-10訓-」いよいよ最後の10番目は、『クォンタム・エネルギーが喜ぶように生きる』です。ほとんどの人が「なんのこっちゃ?」というリアクションになるでしょう。

「エネルギーは喜びである。」とは、イギリスの詩人、幻想芸術家、神秘思想家であるウイリアム・ブレイクの言葉です。若い頃に自分がこの言葉に接したのは、コリン・ウイルソンの著作の中でしたが、何か感じるものがあったのでしょう。そんな体験を通して、考え方のベースが唯物論ならぬ唯エネルギー論になっていきました。

「科学者ではない自分の立場で考えて、有限の言葉を使って表現するならば、宇宙は「エネルギー」のありようだ、という表現になります。超ひもの振動も、膨張する巨大星雲もエネルギーであり、創造主がいるならそれも含めて、「ある」ということは様々なエネルギーのありようのひとつとして、宇宙を存在としてのエネルギーのありよう、と見てはいけないのだろうかと思います。唯エネルギー論とでも呼びましょうか。」 これは2016年に書いた論文「クォンタム・マネジメントのすすめ」の一節です。

少し長くなりますが、もう少し引用します。

「超ひも理論にいう10次元というと、4次元時空帯を超えた余剰次元をイメージしなくてはなりませんが、10次元で動き回る存在の基本構成単位である「超ひも」の集合体が宇宙であり、その余剰次元で、活動実態としては捉えにくいエネルギーの波動やスピンという活動をしている「超ひも」の広がりが、場(フィールド)として認識されることになります。ですから場(フィールド)は、絶えず活動している、動いている、変化しているエネルギーの活動が示す領域であり、固定された広がりである空間ではありません。固定された空間など宇宙には存在しません。それは私達の限られた認識能力が捉えた4次元時空帯に限定された、私達の認識でしかありません。存在するものは、活動する「ある」ものであり、「エネルギー」という言葉が、一番このイメージに近いと思うのです。

時間も同様です。私達が認識する時間とは、4次元時空帯で事象と事象の間に相対的に定義されるものです。余剰次元には、4次元時空帯のような宇宙はいっぱいあるというのが最先端の理論物理学の仮説になります。ユニバースではなくマルチバースの考え方です。そこでの存在主体である活動する「超ひも」は、活動しながらその活動の軌跡が干渉パターンとしてプールされていくと、デヴィッド・ボームは「全体性と内蔵秩序」で論じています。(文献:デヴィッド・ボーム「全体性と内臓秩序」井上忠他訳 青土社 1996年) それが場(フィールド)になります。活動しながらその全てを記憶していくという変化を毎瞬毎瞬絶えず繰り返しているのが、余剰次元を含めた宇宙なのだと思います。だからそこには私たちが想像しうるどんな情報も、微に入り細に入り初めからプールされているのです。ですから4次元時空帯を構成する時間軸情報には、余剰次元から見れば過去も未来ありません。初めから全ての情報が「既に」いつでもあるのです。

存在としてのエネルギーは、その活動領域を場(フィールド)とすれば、毎瞬毎瞬の活動の軌跡を干渉パターンとしてプールしていく仕組みを内包している訳です。アーヴィン・ラズロはこうした点について、情報場、アカシック・フィールドとして、膨大な論考を著わしています。(文献:アーヴィン・ラズロ「叡知の海 宇宙」日本教文社 2005年)

 私達の人体を構成する炭素、水素、酸素、窒素などの原子は、生体の代謝活動で5年もすると全て入れ替わると言われます。しかし、私達が自分のままでいられるのは、遺伝子、DNAなどに私達の生命体としての情報がキープされているから、と言うのがひとつの理由でしょう。しかし、クォンタムのレベルで見たらどうでしょうか。10次元の「超ひも」の振動やスピンでできているクォンタムは、原子のようにものとしては捉えられないものです。今仮に私が1メートル動いたとします。それでも私は私のままですが、一体何が動いたのでしょうか。10次元の「超ひも」がそのまま動いたのでしょうか。この点も、存在としての「超ひも」の活動である波動の干渉が、干渉パターンとしてフィールドにキープされるとすれば、それが情報として、メモリーとして維持されながら動いたと考えることができます。私というフィールドにキープされたミクロの波動の干渉パターンである情報が、私という情報をキープしたエネルギー状態のまま動いたということです。

ディーパック・チョプラは、「宇宙のパワーと自由にアクセスする方法」(文献:ディーパック・チョプラ「宇宙のパワーと自由にアクセスする方法」渡邊愛子訳、「宇宙のパワーと自由にアクセスする方法(実践編)」渡邊愛子訳 フォレスト出版 2014年)の中で、次のように述べています。

『人間の心と体は意識の一部で、考える知性の場です。心と体は、私たちの存在の毎秒ごとに、非局在的な宇宙と、エネルギーと情報を交換しているのです。ただ、私たちはそれを無意識に行っているというだけです。』

私たちは宇宙全体に繋がってエネルギーとして存在している場(フィールド)そのもので、敢えて言えばそのある部分です。それが、客観的にみた存在の姿です。私たちが私たちの肉体を自分だと思っているのは、大脳新皮質の顕在意識の活動である自我が、そのように限定的な捉え方をするからです。」

さて、これからの時代は、エネルギーの集合体である私たちが、全宇宙(マルチバース)に繋がって、そのエネルギーが喜ぶように生きる時代です。「なんのこっちゃ?」ですが、次回からもう少し分かりやすく書く努力をいたします。