3.22世紀型社会への道
3) 今やるべきこと
【意識変容を進めるために】
最終章も大詰めですが、これから22世紀型社会に向かって進んで行くに当たり、どうしても必要になる「意識の変容」について、どのようにすればそれが進んで行くのかという方法論について少しまとめてみたいと思います。
この方法ですが、こうすれば誰でも1ヶ月でこうなる、1年でここまで進むと言ったものではありません。方法として考えられるものは色々ありますが、どれを行うにしても変容の進み方は人それぞれになります。生まれ変わりを前提にしてしまいますが、皆それぞれ長い魂の履歴があっての今回の生涯であり、皆それぞれ青写真をある程度描いて転生してきている今回の人生です。それぞれの青写真を大きく変えてしまうようなことがそうそう起きないと思いながら、同時に今のように大きく変わる時代に、意識変容を進める人生の青写真を描いて生まれてきている人は相当多いとも思います。そして私がこの時代にこうした文章を書いていることも、ある部分必然なのでしょう。
先ず意識を変容する上で初めに必要なことは自分を知ることです。それも、できるだけ深く知る必要があります。世の中を見る時に俯瞰することを随所で薦めてきましたが、先ず自分自身を俯瞰する、そして色々な自分を知る、「メタ認知」することをお薦めします。そのために行う最も一般的な方法は瞑想になります。瞑想状態で出て来る色々な自分を自覚することです。瞑想が深くなればなるほど、その自覚も深まります。だから瞑想法を習得し、その瞑想によってより深い自分を自覚して行くことを体得することが大切ですが、これも人それぞれの感覚、道筋があり一般論として文章化することは不可能と言えます。私は瞑想教室を開いて、ベーシックコースとアドバンスコースに分けて指導していますが、人によって体得の進み方も道筋も様々であるため、自分なりに工夫しながら継続することがどうしても必要になります。技法を習得されたい方は瞑想教室の受講をお薦めしますが、人によってはアドバンスコースを繰り返し受講されることもお勧めです。
瞑想教室で練習いただく項目だけ簡単にご紹介すると、
・健康維持のための体操(瞑想のためのウォームアップ)
・各種呼吸法から瞑想に入って行く流れ
・マインドフルネス瞑想
・グラウンディングやセンタリング瞑想
・チャクラに結びつく呼吸法と瞑想法
・母音を発声しながらチャクラを調整する瞑想
・ライトランゲージを使って深い意識に入って行く瞑想
・自分宇宙と原形宇宙が量子もつれでリンクしていることをイメージする瞑想(原形瞑想)
などになります。
最後の原形宇宙とのリングは「原形瞑想」と呼んでいますが、本論で唱えて来た宇宙観を体感するものです。私達は原形宇宙を自分なりに捉えた自分宇宙を(客観的な)世界だと思って存在している訳ですが、その自分宇宙と大本の原形宇宙を一致させていく瞑想になります。本論では宇宙は主観ということを随所で述べて来ましたが、その自分という主観宇宙をどこまで自覚できる意識に自分の意識を拡大して行けるか、そこにアプローチできる一番いい方法が瞑想だと思います。是非日々瞑想されることをお薦めします。
実生活では他の人達との関わりにおいて、気持ち、感情、心、意識が思い通りにならず乱れるものです。必要があってそういう状態が生れるとも言え、そういう状態に対してどのように対処して行くかを学ぶ貴重な機会であると思います。セルフマネジメントと言っていいですが、いくつか対処する方法を持っていると、都度都度それを実行することで、知らず知らずの内に意識が変容していくものです。
そんな方法のひとつとして、一番お薦めしているのはホ・オポノポノの4つの言葉を心のなかで唱えることです。順番は決まっていませんが、「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」の4つの言葉になります。ホ・オポノポノでは、この言葉を唱えることで、カルマに相当すると思える潜在下に蓄積されたメモリーが消去されると言っています。原理を説明することは仮説にしかなりませんが、「今 世の中で起きていること(その3)」の項で述べた、存在因としての波動の干渉であるカルマに対して、この4つの言葉の持つ波動にそれを変容させる効果があるのだと思います。心が乱れるような状況が生じた時にこの4つの言葉を唱えることを繰り返していると、即効性はないかも知れませんが、少々のことでは乱れない人間に変わって行くものです。
私はホ・オポノポノの4つの言葉以外に、心に乱れが生じた時に唱える言葉として、下記のようなものを使っています。
・10の200乗倍の活動でいつも支えてくれている宇宙にお任せ
・自分がパッピーなら同時に宇宙がハッピー
・これが今日の私です
・マゾ判断 してない?
・シンクロ期待はやめよう
・全てが愛おしく、全てにありがとう
・原形を受け入れ、原形と一致する
瞑想も含めてこうした行為を繰り返すことは、即効性が期待できるものではありません。表現が適切ではありませんが、ボディブローのようにじわじわ効いてくるようなイメージでしょう。そもそも人それぞれ立っているステージが違いますので、他の人と比べっこすることなく、坦々と続けることが大切だと思います。
次回もう一回、今やるべきこととして「これからの時代の生き方」について書いて、この最終章のまとめにしたいと思います。
※『22世紀型社会に向って -日本がそのモデルになって行く-』は、週1回くらいのペースで書き足しています。バラバラした投稿になっていますが、初めから順番に読みたい方は、note のサイトを見ていただくと、頭から読める投稿にしてあります。