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『将来のこと、過去のこと、他の人にとらわれない』

明けましておめでとうございます。

年明け早々首都圏は緊急事態宣言になってしまいましたが、これも次の時代に進むために必要なステップ(?)と、冷静に受けとめて坦々と進んでいきましょう。

「これからの時代の生き方-10訓-」ですが、今回は6番目の『将来のこと、過去のこと、他の人にとらわれない』です。

時間軸の話を以前しましたが、宇宙には時間という流れるものが存在している訳ではありません。存在しているのは、毎瞬毎瞬のエネルギーのありようだけです。エネルギーのありようのある部分を捉えて、時間として定義しているのです。

存在しているのは今この瞬間だけです。この瞬間が、次の瞬間、次の瞬間と刹那滅を繰り返して繋がっていくのが宇宙です。だから過去とは、今この瞬間に内在している以前の記憶や記録情報ということになります。今この瞬間に残っている記憶や記録は、次の瞬間に向かって変わることがありますし、変えることができます。時間軸を遡って固定された過去というものはないのだから、そんなものにとらわれる必要はないのですが、これにとらわれた時に湧く感情の代表が、「後悔」でしょうか。

実際はどうでしょう。今この瞬間にあるものは、ほとんど同じように次の瞬間に受け継がれて行きます。この原理の説明は、クォンタムの説明のところでゆっくりしたいと思いますが、存在は、次の瞬間も同じように存在しているととらえられるから、そうやって存在してきた過去が存在しているととらえられてしまう訳です。禅問答みたいですね。

今この瞬間に内在する以前にあった記憶情報に毎瞬毎瞬とらわれてしまうのは、毎瞬毎瞬これに反応している感情のスピードが、顕在意識でものを考えるスピードより圧倒的に早いからだと思います。だから今この瞬間を見つめる意識になって、ゆったりした呼吸を繰り返していると、とらわれ方は随分変わってくると思います。マインドフルネスですね。

将来のことにとらわれるのも、原理は過去と同じですね。存在しているのは今この瞬間だけですから、時間軸の先の未来はありません。あるのは今この瞬間に内在する未来予測情報です。その予測がこれから先の瞬間において現実になる可能性は結構高かったりするのですが、予言や占いが当たるのは、それなりの存在法則があるからです。(これについても、いつか書きたいと思います。) 将来のことにとらわれる今この瞬間の感情の代表として「不安」がありますが、瞬間の中に「不安」がある訳ではありません。だから今この瞬間を見つめる意識になって、ゆったりした呼吸を繰り返していると、将来へのとらわれ方は随分変わってくると思います。

過去と将来で随分長くなってしまったので、「他の人にとらわれない」は、次回にしようと思います。

みなさま、感染に気をつけて元気にお過ごしください。

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