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『既存の知識に捕らわれず、内側から湧いてくる気づきを優先する』

さて、「これから塾」今回は10訓3番目の『既存の知識に捕らわれず、内側から湧いてくる気づきを優先する』です。

初めに「知識」についてですが、知識とは主に外部の情報を学習してそれが記憶に定着したしたものです。この知識を得る活動を、私たちは脳の中で人間の脳と言われる大脳新皮質で行っています。意識としては、通常私たちが何か思ったり考えたりする顕在意識の領域になります。知識とは、枠組みを見直すなどある程度自分で意識して扱わない限り、絶えず変動する宇宙の中にあって、固定された情報になります。

これに対して「気づき」は、私たちの内側から浮かび上がってくるものです。内側とは潜在意識や深層意識の領域で、係る脳の部位としては、ざっくりと捉えるなら、潜在意識が哺乳類の脳と言われる大脳辺縁系、深層意識が爬虫類の脳と言われる脳幹になります。意識領域の大きさの比較としては、顕在意識が5~10%くらいで、潜在意識・深層意識が90~95%くらいとよく言われますが、情報の処理能力としては、潜在意識が顕在意識の100万倍くらいのスピードで絶えず情報を処理していると言われます。そこにはその情報処理スピードに見合った膨大な潜在記憶・深層記憶が存在していると言えます。また深層意識は集合無意識の領域に繋がっていますから、内側と外側の境目がなくなります。

「気づき」とは、そうした領域から浮かび上がってくる必要な情報を、顕在意識が捉える行為です。「気づき」とは、浮かび上がってくる必要な情報に理屈抜きに反応するという仕組みである点が重要だと思います。

そして、これからは人により形は様々だと思いますが、顕在意識と潜在意識・深層意識の統合が進む時代になると思います。固定された知識体系に縛られた生き方から、絶えず変動するけた違いに膨大な情報の中から浮かび上がってくる自分に取って必要なものをベースにした生き方に、自然に変わって行くのだろうと思います。

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