前回「これからの時代の生き方-10訓-」の1番目『起こることはすべて自分にとって必要なことと思って生きる』について述べさせていただきましたが、この「起こることは自分にとって必要なこと」という点については、カルマ論等の視点でもう少し別の機会に補足したいところです。
今回は10訓2番目の『焦らずゆったりマイペースで生きる』を取り上げさせていただきます。
ゆったり、マイペースというのは時間軸の話になります。そうすると、改めて時間ってなんなのか考える必要があります。時間ってなんなのでしょうか?
私たち地球人類は、1日を日の出から次の日の出までとするとか、1年を季節の一巡にするとかから時間を計り、それを更に地球の自転とか公転とかの天体運行にすることで、より正確な共通の時間軸を作ってきました。今ではセシウム133原子の遷移に対応する放射周期から1秒を定義していますが、今後更に誤差の少ない光格子時計への変更が予定されているようです。こうして私たちは時間軸を定義していますが、時間というものそのものがあるのかと問えば、絶対的なものとしての時間は存在しない、ということになります。アインシュタインは、時間を事象と事象の間に相対的に求められるものとしています。時間というものを定義することはできますが、時間というものそのものが絶対的な存在として存在はしていない、ということです。それも私たちに考えられるのは私たちが住んでいる3次元空間に時間軸を加えた4次元時空帯の中の話で、5次元以上の余剰次元では、時間のとらえ方は全く別物になるでしょう。時間って、みんなにいつでも共通に流れて行くものとして存在している訳じゃないんですね。
時間に関する話が長くなってしまいました。共通の尺度としての時間軸を持つことは私たちの日常生活において便利ですが、時間の感じ方は人によって異なりますし、同じ人でもその時の状況によって時間の感じ方は大きく異なるものです。そして、これからの時代ではゆったりマイペースで生きることを勧める理由は、これからは、共通時間を割り当てられた中で、一緒に勉強を始めたり、一斉に仕事に行ったりという時代ではなくなって行くからです。
周りに行動を合わせる時には、多かれ少なかれストレスを感じる人が多いでしょう。デスク仕事が思いの外早く片付いた時、余った時間は寝ちゃってたって、好きなジャンルのネットサーフィンしてたっていい訳だけど、周りを気にして仕事をしているふりをしているなんてことはありませんか。でも在宅勤務なら、オンラインミーティングでもない限り、時間の使い方はかなり自由ですよね。家で仕事をしていると仕事以外のことでストレスを感じることはあるかも知れませんが、仕事のストレスが減りませんか。
私たちはみんなクォンタムの集合体ですが、集合の仕方はそれぞれ異なります。それによって一人ひとりが持つリズムや振動もそれぞれです。自分に合わないリズムで活動していると疲れるものですが、周りを気にしないで自分時間を生きることに慣れてくると、肩こりや頭の重さなども取れて、体調がよくなると思います。また、いい気づきやひらめきも増えてきます。ゆったりマイペースで生きるとは、自分軸の時間で生きることです。過去や未来に捕らわれることなく、今この瞬間をマイペースで進むことを続けていくことです。そうすると、不思議なことに必要な周囲との連携もそれまでより上手く行っていることに気づきます。それはいいリズム同士のシンクロが起きるからでしょう。
自分は日ごろ人のことを気にして焦って行動することが多いので、この言葉は自分への戒めのようなものです。何事も焦らずゆったりマイペースで行きましょう。時間に関連して過去や未来いついては、10訓6番目の『将来のこと、過去のこと、他の人にとらわれない』のところで色々述べられればと思います。
塚田さんが分かりやすく伝えてくださるので、自分で読み物を読んで腑に落ちる手前まで来ていたものがようやく腑に落ちました!
深呼吸、瞑想と共にマイペースで進んでいきます!
かいまみさん、いつもコメントをありがとうございます。このようなコメントをいただけて、すごく励みになります! またよろしくお願いします。
>これからは、共通時間を割り当てられた中で、一緒に勉強を始めたり、一斉に仕事に行ったりという時代ではなくなって行くからです。
「これから」が本当に待ち遠しいですね!早速明日から一斉に始まってほしいです!!
>私たちはみんなクォンタムの集合体ですが、集合の仕方はそれぞれ異なります。それによって一人ひとりが持つリズムや振動もそれぞれです。
こちら大変勉強になりました!!クォンタムレベルで振動が違ってたのですね!なるほどです!これが目に見えるとお互いすんなり分かり合えるのですが、でも見えないのも勉強カモですね!
ゆっくり、マイペース、という考え方はざっくり私も理解していましたが、塚田さんの考えをお聞きできて非常に楽しかったです!他の10訓も待ち遠しいです!!
三井さん、いつもコメントありがとうございます。クォンタムについては、自分はこんな風に捉えているという話を10訓の最後の方でしたいと思っています。私たちの体の大きさとか、五感の認識能力とか、スケール感で捉えられる世界ではない上に、クォンタムの世界は捉えようする側の影響を様々に受けるので、私たちの思うところの客観性がないんですよね。だからみなさんご自身がどう思うのか、どう捉えるのかかが大切だと思います。