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『22世紀型社会に向って -日本がそのモデルになって行く-』(23回目)

2.色々な分野で起こるであろう変化

5)国や政治のこれから

 政治とは?と改めて辞書を見れば(実際にはググってみれば)、「主権者が領土・人民を統治すること」となっていますが、日本では主権在民ですから、主権者は国民ということになります。実際には多くの人達の集合体である国を治めるに当たり、権力を集中させるセンターが必要になる訳ですが、主権在民の民主主義では、立法、行政、司法という三権が独立して運営される形を取るケースがほとんどだと思います。しかし、多くの構成員が優越意識階層にあるということは、上位者に権力拡大というベクトルが生まれ、三権の分立が崩れて行く傾向を持ちます。

 日本人なので、どうしても日本の政治の話になりますが、今の体制を見ていると与党政党のトップが行政府である内閣の長になり、そこに人事権を集中して三権を動かす傾向が見られます。これに加えてメディアもコントロール下に置くことで、中央集権のような体制が主権者国民の無関心をいいことに進んで来てしまっているように感じます。これが特に顕著だったのが亡くなられた安倍さんによる政権だったでしょうか。言い方と変えれば独裁政治を目指していた観が否めなません。これも大きな時代転換の流れの中で起こる揺り戻し現象のように見えるのですが、はじめの章で述べたように、安倍さんは優越意識階層の代表選手のような方でした。多くの政治家、多くの人達が同じ意識階層にある以上、仮に理想を掲げる政党が政権を取ったにしても、何れ同様の傾向を帯びてくるのが必然のように思われます。

 やはり次の時代に進むためにはみんなの意識が変わって行かないとならないと言うことです。意識変容が進み自立意識になった人では、顕在意識・潜在意識・深層意識の統合があるレベル進みます。そうすると同様に自立意識に変容した人同士の共感領域が広がり、自然な繋がり、自然な連携が生まれるようになり、ティール型のネットワークで色々なことが回るようになります。

 そして、深層領域まで意識が統合された状態になると、世界・宇宙との繋がり方に変容が起きて、個人個人のベースで高次元宇宙と同調した生き方ができるようになると思うのです。22世紀にはこうした世の中になって行くと本気で思っているのですが、こうなると人々を治めるという概念が根本的に変わってしまうと思います。はっきり言ってしまえば、政治なんて不要になるだろうということです。共感ベースのネットワークは距離に関係なく生まれる時代になりますから、それで世の中が回るとなると、今の国というような線引きも、その意味合いや機能が大きく変わってしまうでしょう。最低限の行政機能になれば、税金なんてほぼ不要、人を罰則で縛るような法律もその必要性がどんどん減って行き、軍隊など不要、警察も役割が大きく変わる、そんな世の中を夢想しています。

 図46はそんな世界を何とか表現できないかと思って書いた図ですが、思い通りに描けたものではありません。描きたかったのは自然発生の共感ネットワークで必要な人達が繋がり、物事を決める時は高次元からのメッセージも踏まえ、それで日々の営みが進んでいく世の中です。そしてその世界は、集落の中心にご神木があったと思われる縄文やレムリア、ムーと言った時代の世界から受けるイメージと色々なところがオーバーラックしているのです。

 今の日本のように多くの人達が政治に無関心なのは良くないことです。でも、いい面を取り上げればそれでも世の中がそこそこ回っているのが日本だ、と言う見方も出来ます。そこに何だか良く分からない日本人気質があって、それが更にこれからの時代にマッチして進化して行く可能性があるのではないでしょうか。国家神道、教派神道、そして神社神道とも異なる組織性を持たない神道観のようなものがまだ日本人に残っていて、自らが直接神と繋がった観、一体感を持って生きて行く、そんな感覚が芽生える人達は増えて来るように思うのです。そうすると、他人を害する悪いことが起きるケールがどんどん少なくなります。みんなの意識のステージが上がれば、これらが寝ぼけた理想主義ではなくなる、そんな風に思いたいものです。

 今回はかなり荒唐無稽な話になってしまいました。懲りずに次回は経済に起こるであろう変化について考えてみたいと思います。

※『22世紀型社会に向って -日本がそのモデルになって行く-』は、週1回くらいのペースで書き足しています。バラバラした投稿になっていますが、初めから順番に読みたい方は、note のサイトを見ていただくと、頭から読める投稿にしてあります。

https://note.com/qeharmony_627/n/n1c014e6dbe0c

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