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『22世紀型社会に向って -日本がそのモデルになって行く-』

「年明けから少し経ちましたが、昨年を振り返るとYouTubeを始め動画を10数本アップした年でした。視聴は全く上がりませんが、自分の思いをかなり述べられ、動画に合わせたPPTの資料もかなり出来て、改めて自分がこれからの時代に思うところが良く整理できたと思います。

今年は、チャネリングやカードからのメッセージを踏まえて文字化を進めようと思います。動画でも使った『22世紀型社会に向って -日本がそのモデルになって行く-』という大きなテーマで、折々文章を書いて行こうと思います。先ずは「はじめに」ですが、今思っている全体の概要になります。書いている内に色々変化して行くと思いますが、よろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。」

はじめに

 今時代が転換期にあると感じている方は多いと思います。かなりの比率になるのではないでしょうか。その感じ方は様々で、人の数だけあるのだと思いますが、時代の転換にも色々な側面、周期があり、それをどのように捉えるかで、様々な見方が出てくるのでしょう。

 私の場合は、1980年代くらいから、この時代の転換を感じていました。と同時になかなか進まないなぁと思いながら、最近まで長い人生を歩んで来た気がします。そして、60代後半になった今、かなりこのスピードが上がって来たことを実感している昨今です。

 最近サステナビリティ(Sustainability)がテーマとして取り上げられることが増えていますが、日本語の訳としては持続可能性という言葉が出てきます。これは世の中全般を持続させて行くことのように思えます。このまま行くと世の中、特に地球上の人間社会が持続できなくなるのではないかという危機感が多くの人達に共有されており、こうしたテーマが取り上げられるのでしょう。そして、頻繁に耳にする言葉にSDGsがあります。Sustainable Development Goalsの略ですが、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標」で、「17の目標」と「169のターゲット」からなります。

開発目標となっているからなのでしょうか、17の目標の8番目には「経済成長も」というテーマが掲げられています。そしてよく示されるロゴポスターには、右肩上がりのグラフが描かれています。しかし私は、本当に宇宙レベルで恒久的なサステナビリティを考えた場合、経済成長というのは相容れないテーマなのではないかと思ってしまいます。50年とか100年とかタームを限れば、サステナビリティと経済成長を両立させることは可能かも知れません。しかしサステナビリティに問われるのは恒久性です。それと経済成長が両立するというビジョンが、私にはどうしても持てません。みなさんはいかがでしょうか。

宇宙は全体がバランスしています。どこかでプラスのエネルギーが大きくなれば、それに対応してどこかでマイナスのエネルギーが大きくなっている、これは宇宙のベースであり、そこから外れようのない法則です。陰陽がバランスしていると言い換えてもいいです。経済という活動が一方通行に拡大するというのであれば、それに見合った負のエネルギー活動がどこかでバランスすべく起きていることになり、こうした流れが永遠に続くことはありえないことでしょう。経済成長を語るなら、それに合わせて恒久性を内包したサステナビリティという言葉は使えないはずなのです。

本論は「22世紀型社会に向って」というテーマで、それが少しでもサステナブルな世の中の形に近づくことを目標に進めて行くつもりです。色々な意味で息詰まり感のある今だからこそ、色々な角度から論じて行ければと思います。

 さて、みなさんは今の日本という国をどう思っているでしょうか。それこそ1980年代には、Japan as Number Oneと言われ、当時海外事業に携わっていた私は、Yenの強さを実感したものです。第2次世界大戦後著しい経済発展を遂げた日本は、欧米先進国の仲間入りを果たし、特に物づくり・技術の面では世界をリードする国になった実感があります。それが今でも続いているという思いから抜けられていない人も多いのではないでしょうか。

 しかしバブルが崩壊し、インターネットが普及する時代になって以降、欧米各国に加え、それまでの開発途上国を含む世界各国が経済成長を果たす中で、日本経済は失速横ばい、世界に取り残された観があります。技術や学術面でも世界のトップクラスだったのに、色々な指標に見る日本の順位はどんどん下がっています。そうした実感を持てない日本人も多いかも知れませんが、日本の行く末に不安を感じている方も多いでしょう。

 本論は、そんな日本が22世紀に向って世界のモデルになって行くという大胆な仮説になります。そして、そのひとつのキーワードがサステナビリティです。恒久的なサステナビリティを目指すなら、経済成長という考え方は廃絶されるべきです。経済が成長しないまま社会が持続している今の日本に、サステナブルな社会に求められる仕組みが潜んでいるのかも知れません。今日本では低金利政策を継続していますが、本当にサステナブルな世の中を作るには、置いてあるものが勝手に増えて行くという、宇宙法則に相容れない金利という仕組みも無くすべきです。理由は?ですが、今日銀は正に低金利政策を継続しています。加えて、今日本は少子高齢化でも世界の先頭を走っていますが、この先いずれ日本の人口は縮小均衡状態になり、これはサステナビリティという視点に立つと、理想的な状態を生むように思えます。そこにソフトランディングすることが肝要です。

 明治、大正、昭和という時代の体制、やり方から抜け出せずに、旧態依然とした政策や行政活動を固守しようとする今の日本の政治家や行政関係者、金融関係者のやっていることが、22世紀に向って世界のモデルになるという皮肉な好結果を生む、そこに宇宙の大いなる采配を見る、そんな風に思ってしまうのはまだ私ひとりかも知れません。

 宇宙を味方に共感してくださる方を増やすべく、これから試論を進めようと思います。22世紀型などと言わずに、時代がいい方向に転換するスピードを少しでも上げられないかと思う次第です。

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